元クルーザー所有者からのアドバイス
宮﨑一裕氏
自由が丘のロイヤルクリスタルカフェにて、素敵なマリンルックで登場した宮﨑氏。
一瞬で「船が好きな人だ!」とわかるおしゃれさでした。
ご自身でもクルーザーを所有していた経験がおありとのことで、船の魅力からメンテナンスの大変さまでお伺いしました。
少ない写真からわかること
- 木造ベース、FRP吹き付け
- IHI製
- 1970年代製?
- 4ストロークエンジン
- 幅2メートル、全長6メートル程度
- 陸揚げされた状態で保存されてきた
撮影当時、腐食が多く簡単に上り下りできない状況だったので写真から提供できた情報はこの程度でした。
宮﨑氏の知識
- エンジンはボルボ社またはマーキュリー社
- エンジンを丸ごと取り替えることになったら、車一台分の費用は見込むこと
- 修繕後のメンテナンス
- 使用後はフジツボなどの貝を削ぎ落とし←重労働!
- エンジン類は塩抜きの作業が必要
- 木造船の魅力はYouTubeによく挙がっている
- 内装に使われるのは「チークアンドホーリーストライプ」と呼ばれる素材
- 現在は量産型のFRP船が多い
- IHIはかつてディーバ? (イタリアの船舶製造会社)の日本代理店であった
- 関係性は不明
- 修復にあたっては、クルーザーよりヨットの知識が役に立つかもしれない
- 車検ならぬ船検の負担
- 4〜5年に一度
- 救命胴衣・ロープなどの備品準備で数十万円は必要
- 横浜埠頭の氷川丸・日本丸を見学に行くと良いかも
平安時代絵画にメガネの興醒め
エンジンについて、大きく場所を取っていたので船外機とする案があることを告げると…宮﨑氏の顔が曇りました。
「木造船の価値をよく知ること。平安時代の絵画にメガネが描かれていたら興醒めでしょう。その時代にはあり得ないモノ、まがいものだってすぐわかる。それといっしょですよ。」
秘宝を蘇らせるつもりが、危うくまがいもののジャンク品に仕上げてしまうところでした。
まさに、「少しのことにも先達はあらまほしきことなり。」
*徒然草「仁和寺にある法師」より
これからできること
まずは、いただいた情報をもとに調査・調査!
船自体の写真をたくさん撮影し、手がかりを増やしていきます。
木造船の魅力とはなんなのか。せっかくの秘宝をジャンク品にしないため、勉強します。
情報提供者求む!
今後は動画等も含めて公開していきます。情報をお持ちの方は下記までご連絡ください!
info@ostwald.jp
おまけ
人気のあまり簡単には予約できない自由が丘のフレンチレストランBに挨拶する宮﨑氏。
おしゃれな人は通うレストランから違います。
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