本物の数寄者
船の眠るまち、伊豆長岡
クルーザーのオーナーに修復についての意向を改めてお伺いするため、船の眠る伊豆長岡へ。
主催者の出身地にごく近いこのまちは、最近はドラマや大河で観光客がたくさん訪れます。
温泉もたくさんあり、それぞれ歴史人物の名前を冠していたりするから、この地でいくつもの歴史が刻まれたことがわかります。
主催者自身は、「何にもない田舎だ!」なんて一度は飛び出したのです。
なのになぜか、引き戻されます。
それもとんでもない仲間とともに。
エンジンの状態と覗き込むひと
船については、前の投稿でもお伝えしましたが、なかなか手強い。
エンジンを作っていたOutboard Marine社はもう存在しません。
エンジンについてわかる方を呼んで、ひとつひとつ紐解いてもらうしかありません…とおもったら。
現れたのが、えいたろうさん。
チョチョイとエンジンを覗いて、少し考え込むも、すぐに「なんとかなるよ」とのこと。
ぜんぜんわかんないけど、頼もしい。
隠れ家潜入
えいたろうさんとは、今回は偶然、船舶オーナーにご招待いただいた寿司割烹だるまに居合わせたのですが、普段はご自身が経営する甘味処で会えるとのこと。
その甘味処にお伺いしてみました。
…甘味処?
一番おいしいのが、鶏の素揚げ!外はカリカリ、中はふっくら。
焼きうどんもカルパッチョサラダも間違いなく美味。
…甘味処??
あちこちにある謎のボトル。数十万円はくだらないレアボトルが、お手製梅酒に紛れています。
…甘味処???
お手洗いが、枯山水。
もはやこれは一体…????
料理も建物もすべてえいたろうさんご自身で作り上げたそうです。
真の数寄者
数寄者とは、「本業とは別に芸や趣味に専門家に劣らない力量を持って、簡潔に美の世界を語り、作法の美しい人物で、かつ金銭のことを口にしない人物」(出典)という定義があるそうです。
えいたろうさんは、まさに数寄者なのではないか。
いやいや、クラウドファンディングなどを利用して資金調達して、支払うべきものは支払う心算でおりますが…
下手すると気づいたら直ってしまうのではないか。
そんな魔法を持っていそうな、素敵な方に出会いました。
今後の予定
冒頭で、船舶オーナーにヒアリングに伺ったと申し上げました。動画やブログで内容をアップ予定です。
えいたろうさんの魔法だけに頼らず広く知見を求めて、進水式に向けて邁進します!
続編を乞うご期待!
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